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明けましておめでとうございます。平成22年の新春を迎えるにあたり年頭のご挨拶を申し上げます。
昨年は通貨不安を背景とした世界経済の情勢を反映し、ドルベースにおいて金価格が史上最高値を突破した局面が見られ、また砂糖やココアの価格が20数年振りに高値をつける局面があるなど、将来のインフレーションを予感させる動きが見られたように感じております。とりわけ金については地金商の店頭に列ができる光景が見られ、金価格に対する世間の目が大きく変貌したことを印象付ける一年であったように思います。
我が国商品先物業界は引き続き取引が低迷しており、また問題が山積している状況でもあって、以前にもまして厳しい環境下にあります。昨今外国為替証拠金取引(FX)をはじめ、コモディティETFといった投資家にとってユーザビリティの高い投資商品の登場もあって、日本国内における取引所取引は低迷しており、今後取引所としては従来型のサービスからの抜本的な転換が求められる状況にあるとの認識を強く持っております。
当所では、昨年「中部大阪商品取引所研究会」から提言頂いた報告をもとに、本年も継続して取引所の改革を進めていく所存であります。「研究会」報告書においては商品先物市場が解決すべき課題として、(1)事業者に使いやすい市場の構築、(2)透明な市場の構築、(3)トラブルのない市場の実現という3点が掲げられており、この提言に沿って必要な施策を実施していく予定です。
具体的には「上場商品のスクラップ・アンド・ビルド」のさらなる実施を進め、今後の展望が見通しにくい商品の上場を見直すとともに、時代の要請に即した商品の上場により、投資家及び当所会員である商品先物取引業者にとって価値のある存在となるべく努力する所存です。とりわけ来年1月に改正の商品先物取引法において導入が予定されている「不招請勧誘の禁止」に対応し、インターネット取引であれ対面取引であれ、多様な参加者ニーズに答える取引所サービスを展開していきたいと考えております。また昨年上場しました金先物取引におきましても、投資家や当所会員の声を早急に取り入れ、さらに使い勝手を向上させることで流動性の向上を図っていきたいと考えております。
また、取引所の使命のひとつであります「産業インフラ」としての側面につきましては、取引高が減少する中で昨年に引き続き石油製品の年間受渡高が過去最高を記録しております。昨年末日本で初めて世界的なフリータンク大手の油槽所を受渡場所として指定したところですが、今後とも当業者ニーズに対応した使い易い市場への取り組みを進め、スポット取引の活発化と相まってさらなる市場の発展を図って行きたいと考えております。
本年も引き続き厳しい環境下ではございますが、当所も新たなるステージへ向かうことで当所会員である商品先物取引業者の皆様にとって商品先物業界の将来展望が見通せるようになる、そんな幸多い年でありますよう祈念して新年のご挨拶といたします。 |
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平成22年元旦
中部大阪商品取引所
理事長 黒岩 進 |
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